廃車を査定に出してもお金にならないと考えている方は多いです。
少し前までだと廃車手続きに費用がかかってしまい、お金を得るどころか払うはめになってしまうということがありました。
しかし、近年廃車査定は変わりつつあります。
今回は、そんな廃車査定の豆知識についていくつか紹介していきます。
なぜ廃車が売れるのか?
近年、廃車手続きを行う際、無料で代行してくれる業者が増えてきました。
また、廃車買取業者だと、査定0円の車も0円以上で引き取ってくれるようになりました。
これまで費用のかかってきた廃車手続きが、どうして無料でできるようになったのかというと、この廃車買取業者の存在が大きいとされています。
ではなぜ、廃車買取業者は査定額のつかない車も買い取ってくれるのでしょうか?
下取りで重要なのは、車が動くかどうかという点です。
修理すれば動くという場合、修理価格より販売価格が高いなら買い取ってくれます。
しかし、車の主要部分にまで破損が及んでいて修復歴のついてしまう車や、水没によって冠水歴のついてしまう車は、下取り価格がつきにくくなってしまいます。
そんな車でも、破損していないパーツや水没による被害の少ないガラス部分など、リサイクル可能な部分は存在します。
パーツとして再利用できない場合でも、アルミや鉄に分別し再利用することはできます。
廃車が0円以上で売れる理由はここにあります。
車の価値を決める判断基準
車販売店やディーラーは、買い取った車を中古車として再販することを目的としています。
比較的新しい車なら下取り価格も高くつきますが、10年以上経過しているような古い車だと中古車としての価値がほとんどありません。
いくら費用をかけて整備をしても、中古車として市場に出して売れる見込みのない車は、どんな車であっても廃車にするしかありません。
したがって、車販売店やディーラーにとって、廃車はお金にならない価値のないものなのです。
一方で廃車買取業者は、車そのものの販売が目的なのではなく、中古部品やパーツを販売することが目的です。
中古車としての価値が全くなかったとしても、部品やパーツごとに利用できるものがあれば、その車には価値があるということになります。
綺麗に洗浄して使ったり、ボディなどの金属部分はアルミや鉄などに分別してリサイクルされたりします。
このように車の価値は、車自体を再販するのか部品やパーツを販売するのかで大きく変わってきます。
廃車にできない車
廃車と聞くと、使用不可能な状態になった車のことをイメージする方が多いですが、「廃車=使用不可能な車」というわけではありません。
廃車というのは、車歴を抹消する手続きのことを指します。
この登録抹消の際に車両の解体が必要とされており、その解体が廃車になるということだと認識している方が多いのが現状です。
つまり、廃車手続きの際に車両の解体ができていないと、廃車手続きができないということです。
このように、廃車にしたくてもできないパターンというものがあるので、それをいくつか紹介します。
車がない手元にない場合
車を廃車にする際には車両の解体が必要不可欠です。
しかし、自然災害や盗難などによって手元に車がないという場合も考えられます。
この場合、車両を解体したという証明はできませんが、罹災証明書や盗難届を提出することができれば廃車にすることができます。
税金滞納の車
自動車税を滞納している車は廃車にできない車の対象になります。
しかし、これは2年以上税金を滞納している場合になります。
延滞金を加算した納税通知が届くので、それで延滞分をしっかり支払えば、税金を滞納したことがある車でも廃車にすることができます。
忘れずに支払いさえすれば、この点に関しては何の問題もありません。
廃車するなら廃車買取業者へ
最初にも述べた通り、廃車手続きの際に費用がかかってくる業者は少なくなってきました。
しかし、それでもすべての業者で費用がかからないというわけではありません。
廃車にする際に費用がかかってしまうことは仕方ないことではありますが、できればかけたくないものです。
車を廃車にするなら、廃車買取業者へ持っていくことをおすすめします。
廃車買取業者なら、査定で0円だった車も高価買取してくれることが多いです。
全国展開している廃車買取業者が多いので、是非一度利用してみると良いでしょう。
まとめ
廃車の査定や買取について見てきましたがいかがでしたか?廃車買取業者の存在が、廃車査定の根本を変えてきているということが分かりました。
廃車と聞くとどうしてもお金にならないものと思ってしまいますが、すべての廃車がお金にならないものであるというわけではありません。
もし廃車を持っていてどうしようか悩んでいる方がいたら、是非この記事を参考にして廃車買取業者へ査定を依頼してみてください。