シートが汚れ、タバコの火で穴が開き、においが染み付いてしまっては、車を売却する時に大きなマイナス査定ポイントになります。
せっかく他の部分がよい状態で維持して、高値で売れると思っていても、期待どおりの値段が付かないことがあるのです。
こういったリスクに備えるためにも、車を買ったら、様々な対策を講じておく必要があるのです。
目 次
社外品のシートカバーを装着しよう
国産車の一般的なシートは、ファブリックでできているので、汚れや水分が染み付きやすい構造になっています。
国産車のファブリックシートは汚れやすい
自分の服はきれいだと思っていても、屋外で活動をすれば、知らないうちにコートに汚れが付いていて、それを車内に持ち込んでしまうなんてことは十分に起こりえます。
最初はきれいだと思っていた新車のシートも、数年使用するうちに色がくすんで来たり、汚れが目立ってきたりするのです。
また、大人は大丈夫だと思っていても、休日に車で移動する家庭も多いのが現状です。
子供が車内でお菓子を食べたりすると、知らないうちにゴミが蓄積していきます。
ジュースを飲んでいたら、走行時の揺れでこぼしてしまうかもしれません。
社外品のシートカバーとは
車種別に専用設計された社外品のシートカバーは、カー用品店やインターネットで多く販売されています。
汎用タイプのものもありますが、そういったタイプはシートに密着せずに外れやすいので、必ず車種別の専用品を買うようにしましょう。
また、同じ車種でも、ミニバンなどは7人乗りや8人乗り、2列目ベンチシートタイプなど、様々なシート構成がラインアップされている場合があります。
製品のカタログや型式と、自分の乗っている車の車検証などの書類で適合を確認してから購入するようするのが注意ポイントです。
なお、車を売却する時は、シートカバーを取り外して中古パーツショップなどに売ってしまっても構いません。
通常は社外品のシートカバーが装着されていても、査定金額がアップすることは稀なケースとなります。
純正品のフロアマットは意外と高額
車を購入すれば、純正品のマットが付属してきますが、新しく買うと意外と高価なことに驚かされます。
純正品のフロアマットを使うことの落とし穴
フロアマットは、汚れやほこり、水分を吸収してくれる重要な用品である一方で、消耗品でもあるのです。
フロアマットというのは、かなり特殊な構造をしていて、砂やほこりをマットの奥へ奥へと入れ込んでいき、それらをため込んで目立たなくするようになっています。
もちろんこれらの吸収能力には限界があるため、一定以上の使用をすれば、ため込めなくなった汚れが外に目立つようになります。
純正互換の社外フロアマットを置こう
純正互換の社外フロアマットは、車にフィットするので非常に高いダメージ防止効果が期待できます。
純正互換の社外フロアマットとは
インターネットでは、純正互換の社外フロアマットが販売されています。
純正品に比べて安価である一方、完全に車種別の設計であるため、フロアにフィットしてずれにくく、汚れを防止する役割が高くなります。
車を購入した時点で、純正のフロアマットを取り外して自宅に保管しておき、売却するときまでは純正互換の社外フロアマットを消耗品という位置づけで使い倒すというのもおすすめです。
売る時にはこれを取り外し、フロアを清掃した後で自宅に保管しておいた純正のフロアマットを装着すれば、新車と同様の状態が復活するのです。
汎用品のフロアマットも上手に活用しよう
純正フロアマットの状態と相談しながら、コストメリットを考えてどのように純正フロアマットを保護するのかを決めるのが重要です。
汎用品のフロアマットとは
カー用品店に行くと、汎用品のフロアマットが多く売られています。
ミニバンタイプや軽自動車タイプなど、形も様々で、価格は純正互換の社外フロアマットと比べてもさらに安価になります。
例えばミニバンタイプの車は、子供が座る2列目が汚れやすくなるので、大きめで汚れが落ちないように周りが囲まれている防水素材の製品を選ぶのがおすすめです。
こうした汎用品のフロアマットを純正のフロアマットの上に置けば、かなりのレベルで汚れを防止することができます。
純正互換の社外フロアマットと比べてしまうと、車種別専用設計でない分、どうしても隙間ができてしまうのが欠点です。
車買取査定で傷によってマイナス査定をされない秘訣のまとめ
純正のフロアマットは、洗浄して汚れを取り除くのが、非常に困難です。
フロアマットの特殊な構造のため、ガソリンスタンドなどの洗浄機や家庭用の洗濯機、高圧洗浄機ではきれいにはなりません。
つまり、一旦汚れてしまったフロアマットは元通りにはならないのです。
こうしたことを踏まえ、純正のフロアマットや純正シートを保護するようなアイテムを早めに装着することがおすすめです。